Tuesday, May 30, 2006

 

やっと始まったヨット造り

長い間、勉強期間を過していましたが、やっとヨット造りを始め出しました。造り始めたというと聞こえはいいかもしれませんが正確に言いますとヨットを造る場所を造成し始めたところです。
家の土地は景色を重視し購入したため丘の中腹にあります。
家を建てるときにはここでヨットを造るとは考えても居ませんでしたので、この斜めの土地に如何して平らな場所を作り出すか?と言う事が長い間の悩みの種でしたが悩んでいるだけでは始まらないので、無理にでもヨットを組み立てる場所を確保しようと始めたわけです。
資金的にも今のヨットも売れなく、この家も売りに出したのですがまだ売れていないので予算的には苦しいのですが、そんな事を言っていたら一生金に縁の無い私はヨットなど造れないのではと考え、何とか無い頭を使い造る事は出来ないものか?と少しずつ始めることにしました。
そこで今出来ることとして一番必要な場所の確保から始めたのです。
幸いに家の土地の端に日の当たらないけれど何とか幅8メーター 長さ15メーター 程の場所を強引に見つけ出し、そこに生えている雑木林やアボガドの木を切り倒し整地し始めたのです。
日頃やり慣れない力仕事はなかなかはかどらないのですが、何と無く今まで机の上ばかりで考えていたヨット造りが始まったような気がします。この先何時になったら完成するのか?解りませんがそんな事は問題ではなく、やり始めたと言う事が嬉しく感じる今日この頃です。
整地の話しに戻りますと、斜面の上段から深さ1,5メーター、 長さ15メーター 幅4メーター ぐらいの土を取り除いて斜度の低いところを埋め平らにならそうと思うのですが、スコップで掘り一輪車で女房が土を運ぶ。やり始めたのは良いがコリャー大変だと、機械を頼むことにする。
直接頼むと幾ら取られるか解らないお国柄ですので、見積もりを取ってみる。電話帳で見つけたところに電話を掛け、無料で見積もりをすると言うので来て貰ったのだが、一日仕事で1000ドル掛かると足元を見る。
確かに人件費の高いこの国のことそのくらいは取るだろうと予想していたのだが、機械を使い素人目には2~3時間ぐらいの仕事に1000ドルとは高すぎる。これに機械を運んでくる料金と消費税12,5%が加算されるに決まっている。これではとても頼めない。「もう一度考えてみる」と見積もりを取りに来た人に、今、シーズン最盛期で庭にいっぱい落ちて食べきれずに腐らすアボガドをお土産にしてお引取り願う。
我々自身も整地をもう一度考え直してみる。限られた少ない予算で始めるのであるから初めから散財は出来ない。
予定のヨットはカタマランという双胴艇ですので船体を置く場所だけが平らで二つの船体が結果的に平らになれば良いのでは?と考え方を変えたのです。そして作業する為の空間を確保できれば傾斜地のままでもかまわないのではと思うのです。こう考えると今までスコップで大量の土砂を掘り起こすと言う行為が軽減され、最低限カタマランが水平になり作業が出来るようにこの土地を切り取ればよいことになったのです。
おかげで今日も穴掘りをすることにしました。スコップを振るたびにこれで1000ドル払わずに済むと考えながら穴を掘りを続けることにします。

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