Monday, March 31, 2008

 

希望の明かり


希望の明かり

季節変りの雨が降っています。今年は例年に無い良い夏でしたと書いた途端雨模様の日が続いています。
この雨が通り過ぎれば又秋晴れの良い天気が続く事と信じています。

日本はこれから春に成りますがこちらニュージーランドは秋です。
昨日買い物に行き、LEDの小さなランタンを見つけ買って来ました。(NZ$20)以前からヨットの電球はLEDを使おうと考えていましたのでとにかく買ってみたのです。

バッテリーで使用するので1,5ボルトのバッテリーを20本も入った特売のバッテリーを買い持ち帰りましたが、これがサイズ違いでした。
家で未だ明るいのにランタンを点けて見ようとしたらバッテリーが合いません。説明書には1,5ボルト4Cと書いてありましたので女房が1,5ボルトの単三?電池を選んだのです。

後で考えますと単二のバッテリーだと思います。何処の国の表示か?分かりませんがこの表示は初めてみました。
とにかく楽しみにしていたランタンをともす事が出来ません。そこでライトの点かないランタンを眺めLEDの蛍の光がどんなものなのか?と眺めていたのです。
LEDは初めてではありません。釣り用のヘッドランプを以前から使用しており電気の消費が少なく気に入っているので、近頃ヨット製品にも多く証され発売されているためチャンスがあればLEDを使いたいと考えています。

ところで、ランタンのバッテリーですが間違って買ってきた1,5ボルトのバッテリーでランタンが点かないものか?と悔し紛れに考えた結果、1,5ボルトでありバッテリーの長さが同じだから、もしかしたらバッテリーを太くすればランタンが点くのではないか?と思いついたのです。「ヒラメキ」

早速やってみました。手持ちの材料でバッテリーを巻き、適当にサイズをあわせ試してみました。少しプラスの電極がずれておりピッタリと行きません。
隙間を計ると約6ミリありました。今度は6mmに切ったプラスチックを丁寧にバッテリーに巻きランタンに入れてふたを閉めライトを点けてみたのです。

「点きました」
「嬉しかった」改たにバッテリーを買いに行かなくてはこのランタンは点かないと思い込んでいた自分の思慮の足りなさから、少しのヒラメキで考えが180度変る事に嬉しさを感じたのです。
今造っているカタマランもコンナ発想から造っているのですが、これが私の今の目標で、ともすればくじけそうな時もありますがコンナちょっとしたヒラメキを見つけ出してカタマランを造りたいと願っているのです。

もし完成したらこのカタマランに住み老後の有り余る時間を使いセーリングしたいと考えていますが、今はこの様な小さなヒラメキが自分の頭から出てくるように訓練し、年老いてボケないようにと思っているのです。

Sunday, March 23, 2008

 

サルーンの屋根造り




サルーンの屋根造り

今年はファーマーも困るほど天気は良く乾燥した夏が続いています。我々にとっては最高の夏であり仕事が進むので喜んでおります。
おかげでブログを書く時間がとれずご無沙汰しております。

ここでやっと雨降りの朝が来ましたのでブログを書いているのです。
ただ今カタマラン造りはサルーンの屋根を造っているところで、もう少しで屋根が完成というところで材料切れです。
ただ今、ニュージーランドはイースターホリデーのため総てが止まっておりこの連休が済み次第我々も屋根を完成させたいと思っています。

一般的にヨットの屋根はデッキと一体化させて船体と別に作られます。これを風呂の蓋のように上からかぶせるのです。
我々はこの型が無いために船体に直接家の屋根のように組み立ててゆく方法を取りました。
基本的に夫婦二人でこの大きな?カタマランを造ってゆくのですから、二人で担げるぐらいの材料を運び込みこれを空中で組み立てる。

これは可能か?不可能か?「総てに不可能はない」と挑戦しています。これが我々のカタマラン造りのゲームなのです。と偉そうに言ってもどうして造ればいいのか途方にくれるのですが、先ず材料の裏表にファイバーグラスを屋根が耐えられるぐらいに張らなければいけない。
空中でグラスを裏表張る事は不可能に近い。特に裏側にグラスを張るのはオーバーハングになるため何度張っても落ちてくる。グラスが重たければ重たいほど落ちてくる。これが一番難しいだろう。そこでガレージで貼るのだが、裏表一緒に張ってしまえば楽なのだが、裏表張ると今度は曲がらない。

屋根というのはかすかに曲がっていないといけない。そうでないとかぶった波や雨がうまく流れ落ちない為である。
そこで片方だけグラスを張り二人で担げるサイズで運び込み、そしてそれを空中で繋ぎ合わせ組み立てて行く。雨漏りがしないように継ぎ目をメズ目してそれにグラステープを貼り強くする。

その上にグラスを張るのだが、屋根があまり重たくなってしまうのが困るので軽くて強いグラスを張る事にする。
ポリエスター繊維で出来たケブラーと同じ様な強さのあるディオレーンを張り、その上にクロスを張ったのです。
張って直ぐには少し未だ柔らかいかな~と思うくらいでしたが、二三日経つとレジンが硬くなってきてその上にフィーラーを一面何回か塗ると屋根らしく硬くなってきた。

これで二人が屋根の上に乗って作業をしても不安が無く安心できる硬さになり、雨も漏らなくなったのです。
最初のグラス一枚を貼る時は未だ柔らかいのでサルーンの中にかろうじて屋根の上を歩けるようにサポートするやぐらを造りそ~っと屋根を歩き作業をする。
間違って足を踏み外すとグニュ~と柔らかさを感じる。

何とか屋根をいたわりながら作業を進めてゆく。日に日に硬さを増して行き屋根の上を歩いても安定感を感じるようになってくる。屋根の上を安心して歩けるようになると屋根が完成した時なのだ。材料のレジンというのは一日経てば固まるのだが確実に固まるのは温度にも影響されるが1週間ぐらい掛かる為、日に日に屋根が硬くなってゆくのを感じながら屋根を完成させてゆく。

もう少しで完成の屋根に乗りこの屋根が完成したら屋根の上で完成祝いをやろうじゃ`~ないかと夫婦で話す。

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