Wednesday, April 08, 2009

 

カタマランの内装

カタマラン造りを再開

腹膜透析のためしばらくカタマラン造りを休んでいましたが、手術の傷もいえてきましたし休んでいるのも退屈してきたので3週間前から少しづつ仕事を始めました。

入院する前にクルー用の二段ベットを作りかけていたところで休みになったのでこの内装の仕事から始めたのです。内装は、軽く、シンプルでありながらも品良くをいつも目標に考えて作っています。
カタマラン内部の配置ですが、片方(第1)の船体前部が二段ベットになり後部はダブルベットの部屋になります。その間の船体中心部にはシャワールームとトイレ、その向い側はワークベンチで、船内での雑用や修理などの作業が出来工具置き場となります。シャワールームの横は荒天のために濡れた服やつり道具などを置く場所となり、その床下はバッテリーハウスとなります。

もう片方(第2)の船体の前部は1の船体と同じ様に二段ベットとなり、後部はダブルベッドとなります。前部と後部の間のスペースは総てキッチンとして一般家庭のような大きなキッチンを作る予定です。
船のギャリーとしては大きすぎるようですが、カタマランですので贅沢に広くキッチンを作りセーリングの楽しみの一つの食事を作りやすくする事と船内に足を踏み入れた時キッチンの広さをアピールする演出がされます。

1の船体と2の船体に挟まれたリビングルームには大きなソファーをコの字型に作り、セーリング中には交代でソファーで寝られる様にソファーの幅を広くしてあります。
船内のソファーはくつろぐためでもありますがセーリング中は仮眠する為に多く使用される事を前提に作る予定です。

コックピットからメインドアーを入りますと右側にチャートテーブル、ここにはセーリングの為の各種計器やチャート、PCなどを置く予定です。

ドアーの左側はミニバーとなっており、停泊中の憩いの場となります。
今は酒を飲むことが余りないのですがミニバーを作りながら、このバーで酒を飲む日が来るかな~などと考えながら作るのも楽しい物です。
アメリカ人などに招かれヨットにお邪魔すると、よく船内の小さなバーから酒をグラスに入れ勧められるので我々もいつかこんなスペースを船内に作りたいと思っており、エンターテイメントとしての酒場を作ったのです。

このような船内ですが、上部は(1の船体と2の船体)が一体となった空間でつながれ、シャワールームとキッチンの構造物で両方の船体のデッキ部分をサポートする設計です。
内装に取りかかるときには何処から始めようか?、船内の工場のような表面をどのように隠してゆくか? 船内のカーブを家の室内のように真直ぐな壁にするか?と大きな問題点もあり、とにかく『案じるより生むが易し』、船体をここまで作った経験が役に立ち意外とアイデアーも浮かび比較的早いテンポで出来上がってきています。

何分細かい仕事が多く仕上げるには時間が掛かりますが、作りながら自分達がセーリングしている時をイメージしながら『ここはこうしたらいい』などと作っているため楽しく自分でもいい時間を持っているな~と思っています。

それでも現実はもうこのような体になりセーリングなどは出来ないかも?とも思い、もし人に売り渡す時にはこうした方が喜ばれるなどとも考えながら作っています。
もしも、腎臓移植が出来、透析で時間が縛られなくなり健康が取り戻せるならばセーリングに行くことが出来るかも?知れない。まあ~どちらになっても今は不自由ながらも人生を謳歌しているな~と思っています。

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