Saturday, October 04, 2008

 

春風とカタマラン




デッキのフェアリング

サマータイムになってめっきりと働く時間が増えた。天候も春らしくなり春の西風が吹き荒れるようになった。ニュージーランドの春風の強さを表現しますと、昨日南島では電信柱がなぎ倒され、旅行中のキャンピングカーが横倒しになった。これが春の名物西風です。カタマランを造りはじめた頃はこの風に悩まされたものだが船の形がおおよそ出来上がった今では、この風も、ど~ってことはない。

「今日は風が強いね~」と言ったぐらいにしか感じなくなっている。おまけに冬の間どうしてもデッキが濡れていてフェアリングが出来なかったのだが、この風で水分が吹き飛び乾燥してやっと仕事が出来るようになった。

久し振りにビニールシートを外すことが出来た。冬の間覆いかぶせてあったカタマランはその華麗な?姿を現す。造っている我々自身久し振りに見る全形である。
印象は「大分出来てきたな~」と感じる。しかしまだまだ仕事が残っている。
陸で見ると大きなカタマランを造っているな~と思うが海はもっとでかいのだと思い直す。

それと共に「沢山仕事があるな~」と落ち込みそうになる。でも当分やることがあって「退屈しない」と気を取り直す。
知り合いの54フィートのカタマランを見せてもらった時、6年半完成に掛かったと言っていた。その時も水に浮かんでいたと言えどもまだマストが無かった。
でも「良くここまで造ったな~」と感心したものだ。

そのことを考えると我々はまだ3年目に入ったばかり「まだ新米」。少し形が出来ただけでもたいした物だと自分で自分をほめる。
最近は作り出す喜びをしみじみと味わうようになってきている。毎日何かが出来ると「今日も、なになにが出来て良かった」と我々自身がやり遂げた小さなことを喜んでいる。

世の中は不景気風が吹き荒れている。この先どうなって行くのかますます読めない世の中になってきたようだ。我々のプロジェクトも先はどうなるのかわからないが、我々自身は今日も平和で小さな喜びを感じている。

世界は経済恐慌を演じつつ世界の金を溜め込んでいる日本と中国の金の略奪を狙っているシナリオが始まっているようだ。
金は貯めるものではなく上手く使う方が得策だと思える。この「金を上手く使う」事が一番難しい様でもある。我々の使い方は正しいのか?間違っているのか?知らないが、魔の忍び寄る悪魔の手で虎の子を盗み取られるよりましではないか?。

アメリカを操る一部の奴らが日本と中国にある金を狙っていますよ。「お気を付けください」。

This page is powered by Blogger. Isn't yours?