Thursday, October 12, 2006

 

試練の春風

試練の春風

前回の春風による被害でテント小屋を一棟つぶされ、これを翌日一日がかりで取り除き、修理した残りの三棟とヨットのオス型も何とか見られるように直したのだが、修理した翌日に今までよりももっと強い西風が吹き狂い残りの三棟のうち二棟を見事にバラバラに壊した。

ちょうど我々はテニス日だったので出掛けており、テニスをしながらこの風ではテント小屋がバラバラになっただろうと心配しながらテニスをしていたのだが、テニス場も砂埃と西風によりコートが枯れ枝や葉のゴミで溢れ、風でテニスボールはどこかに飛んでゆくはで大変でしたが、途中、急いで家に帰ってテント小屋が無残につぶされている様を見るのは忍びなく 「これは自然現象なのだ」と自分を慰め最後までテニスをしていたのです。

ヨットの世界では自然と上手く共栄、共存しながら操船するのが一番安全なことで決して自然に逆らわないことが鉄則なのです。我々のボスは自然のおきてであることを認めその一員である人間は自然に従う。

こんなことを考えながら家路に就いたのですが、この強風の中で無残にテント小屋がつぶされているのを見るのが恐かった。
心の中では昨日補強したテント小屋が無事建っているだろうとわずかな期待を抱いて帰ってきたのだが、一目見るとそのわずかな期待もむなしく西風は自分の力をひけらかすように無残にテント小屋を叩き壊し、そのテントで凧揚げをして遊んでいた。

「何てひどい西風なんだ」 その日はもう何もせずにただ遠くから西風が凧揚げをして遊んでいる様を眺め、「やりたい用にやるさ」 居直りの気持ちと自然には勝てないと言った敗残者の気持ちが腹の中でカクテルを作ってごぼごぼしている。

ヤケ酒でさえ飲めない今の私では(ドクターストップ)早めにベッドに潜るぐらいがせめてもの抵抗と言った有様でした。
ベットの中で次の対策を考えるのだが言い案が浮かんでこない。

問題は作業小屋となる大きな小屋を作れば良いのだが、先ず切り開いたところを崩れないように防護壁を作くら成ければいけないこと、役所の許可が必要になってしまう、予算がない、しばらくするとそれをとり壊さないとヨットの進行が進まない。
などなど色々と問題がありとにかく作れないのが現状である。

ヨットが大きい為その作業小屋もばかでっかいのが必要となってくる。
船体だけの外側が出来ると屋根が無くてもヨットは作って行ける計算なのだが、そこまで行き着く為には風を避け、雨を避ける、ことが必要となってくる。

この山を越えるのが今のところ問題である。「何か言い知恵が無いものか」 と 空っぽの頭を振ってみる、今のところ考えられるのはこの西風を遮る暴風壁を作ることだと考えている。

地形にも問題があり我々の土地は前にも書いたが、坂道に家が建っており平地が無いことと敷地のゲイトが西に開いているため西風に弱いのだ。何とかしなければいけない。
このブログを書いている今でさえ風が鳴いている。「何か吹き飛ばす獲物はないか?」そんな声えに聞こえてくる。

一晩寝た今日は又何とかしようと言うエネルギーが少し生まれてきたので朝の風が弱い時間に昨日の後始末をしようと考えている所である。
しかし同じ様にやっても又風に翻弄されてしまうのがオチなので何か言い手段を考えなければいけない。

所詮大きなプラモデルを作って遊んでいるのだから、壊れたからと言って悲壮感を持つ必要はなく落ち着いて自然と上手く共存共栄して行く道を考えなければと自分を慰める。

といっても心では 「くやしいね~」。これが本音である。

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