Monday, November 13, 2006

 

アイディアー

アイディアー

先週は来客が多くお茶飲み話しに花が咲き楽しい一時を過したため、カタマラン造りの方は少し気合を入れて頑張りました。
確実に少しずつカタマランのシェル(殻)は出来上がりつつあります。
一つの船体を7つに分けガレージで作っているわけですが、このアイディアーがなかなか我々の条件に合っていて仕事は順調に進んでいます。

バウ (船首)の部分が出来上がり (未だシェルの段階ですが) 今これに繋がる船体の底の一部が出来上がりました。
ここで心配なのがこの二つの船体がうまくひっつくか?机上論では大丈夫と思うのですが、実際のシェルを見る限りどうもギャップが多いのでは?と心配になります。

そこでこれを製造工場のテント小屋に運び込み確かめようと言う事になりました。
今の状態ではシェルは何とか二人でガレージから製造工場に運び込むことが出来る大きさと重さで有るが、これ以上大きくなると何らかの策が必要となってくるな~、と考えながら運び込む。

製造工場のテント小屋にすでに運び込んでいるバウ(船首)が昨日の強風で倒れ、屋根となっているテントの紐が切れめくれ上がっている。
今ではこのぐらいの被害には慣れっこになっており、ハシゴに上り屋根を直す。そして船首を建て直しこれでおわり。

まったく何時になったら天候は安定するのだろうと考えながら、足場を作り新しく出来上がった船底を繋げそうか?と試してみる。
船底を頭の上に載せ船首に合わせて見る。目で見た感じより合わせて見ると意外とぴったり計算どおり合うことが分かり一安心する。

これならばこのまま計画どおりに作っていけばいいことが分かり、仕事を続けることにする。

ここで今まで色々と細かいところでの作業上便利なアイディアーを出してくれる女房のありがたさを感じる。
小さく上下前後に細かく切れば良い、と言うアイディアーを言ったのも女房である。
どうしても船体が大きくてガレージで切り刻んで造るにも天井につかえガレージドアに引っかかり、やっぱり大きすぎて造れないと悩んでいた所、 {上下にも切れば良い}と簡単では有るが重要なヒントを出してくれた。

これはテレビでやっているタコスの宣伝と同じだ、と喜んで採用した。
日本でやっているか?どうかは知りませんが、タコスとはコーンで作った薄い皮のようなものに具と成るひき肉やサラダにする豆などを挟んで食べるメキシコの料理なのですが、これの底が丸くなっておりタコスの具がこぼれてしまう。

何か良い案はないかと皆で考えるのですが、なかなかこれと言った決め手が見付からない。
そこで子供の素直な意見により底を丸い形から平たい底にすれば転ば無くなる。と言った簡単な名案?で総てが解決する。
こんな簡単な名案が意外と出てこないものである。

女房の名案はこれと同じダッタ。
ほかには船材と船材を張り付ける時にどうしてもギャップが出る。これを解決するのにマスキングテープをペケに貼り付け
船材の反発力を押さえつけながらギャップを無くすと言うこれもなかなか良い案でありこれからもこれを採用して行く事にする。

船材を切ってゆく工程においてシャープなカッターで切って行くのだが、カッターの刃が直ぐに切れなくなってしまう。
刃を取り替えた時は気持ちよく綺麗に切れるのだが直ぐに切れなくなってしまう。

刃を毎回取り替えるのは不経済なので何回も同じ刃を使ってしまい切り口が汚くなってしまう。
これを解決するために 「包丁研ぎを使いカッターの刃を研いだら?」 と又女房のヒントが出る。
早速やってみる。これが役に立つ事が分かる。

最近は包丁を研ぐのに砥石を使わず、我が家では研ぎ器を使って便利になっている。
この研ぎ器を使いカッターの刃を研いで見る。
初めは切れなかったカッターの刃が二回ほど研ぎ器を通すだけで素晴らしい切れ味に戻る事を発見する。

これも女房のアイディアーである。こんな細かいチョッとした便利なアイディアーに助けられ、今この大きなカタマランが出来上がりつつある。
資金が無いから作れないと考えないでこんなチョッとしたアイディアーの寄せ集めで目的を達成してゆく。
これは大変面白くやりがいがあり、満足度の高い 「ミッション インポシブル」 を可能にする遊びである。

これからもっとこんなアイディアーが必要になってゆくと思うが、無い頭を振り振り、知恵を出し合い目的に向かって前向きに進んでゆこうと思っています。
ところで、いい加減に天気安定してくれないかな~ 、これを解決するいい案を誰かご存知有りませんか?

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