Tuesday, March 13, 2007

 

リタイヤ後のヨットライフ

リタイヤ後のヨットライフ

久し振りの雨らしい雨降りです。熱帯性低気圧の影響で北から前線が下りてきています。それに加えて南からは寒冷前線が北上しており、この天気図はどう見てもしばらく荒れると見られる天気が続くでしょう。

これがニュージーランドの典型的な天気です。この天気で夏から秋に変るキッカケとなるのです。
昔、友達の山好きなジョンが山で凍え死んだのもこの頃の急に変るニュージーランドの天気のためでした。
彼は山好きで山の事は知り尽くしていたと思っていたのに、我々が南島に行っていた4月の初め、ラジオで山で誰かが凍死したと報道され、まさかジョンが凍死していたとは思いもしなかった。

こんな天気で毎年山で亡くなる人が多くいるのもニュージーランドの変り易い天気の為です。もしニュージーランドの南島へ旅行を計画されている方は、2月か3月初旬をお勧めします。ニュージー南島は11月一杯は風が吹きまくり天気がめまぐるしく変るのが一般的のため、荒れた天気が好きな人以外は止めといた方が良いと思うのです。
12月に入ると急に天気が変り、一見穏やかになった気がします。これがニュージーの天気なのか?と、思うほど変るのです。しかし未だ安定しなくめまぐるしく変る天気は続きます。これが南島の夏の始まりでこれから3月の初めまで夏が続くのです。

この時期、南島は観光客でにぎわいますので何処も予約で一杯と成ります。しかし南島のよさは雪山の美しさであり、これは11月が最高です。我々は南島に釣り旅行に行くため解禁となる11月に行くことが多いのですが、まだ観光客が多くない11月は、南島らしい、いい雰囲気があります。
しかし旅行期間が短い旅行者には運が悪いと荒天ばかりで楽しむところではないでしょう。したがって私は2月から3月半ばまでをお勧めします。

ところで我々のカタマランは二つ目のハル(船体)が出来上がる手前でレジンが無くなり仕事が出来ずに待っています。
2週間前、早めにレジンをオーダーしておいたのですが未だ届かず、おまけに雨降りになってきたのです。
雨が多くなる冬までに何とか外側だけでも作りたいと考えているのにヤキモキする日々です。

そこで下準備をガレージでやっているのですが、床を作るためにどの位の強さを必要とするのか?などと二人で討論しており、
強さを必要とするのだが余り重たくするとヨットの性能に悪影響を与えるため、いかに軽く、強くするか?と言うことが腕の出しどころといったところです。

我々の基本的に考えている事は、二人で総てをこなせる重さを46フィートの船に求めている事です。
今の一番の問題は、ハルを造って二人で起こせるか?と言う単純に 「力」 の問題であり、テコを使ったりジャッキを使ったりしながら大きな船体を裏返す、これに床を張り渡し床を完成すること。

床は多くの人が歩き回っても大丈夫なぐらい強く造る必要があり、強いと言う事は重たくなる事と比例するため、ガレージで作ったパーツを運び込むこと自体大変な重労働となり、二人で担げるぐらいの大きさを造り、運び込み、繋ぎ合わせることを考えています。

おまけにマストまで造ることを考えており、これは釣竿のアイデアを取り入れ8角形として先端は少し細くする。
これは風と言うものは高度が上がると強くなるため、細くして風の抵抗を少なくするためで、強風の場合はセールを小さくするのでマストの強度としては問題はない。ナドナド~ 毎日少しずつ考えており、一度に船の事をすべて考えると、余りにも考えることが多く頭がオバーワークとなりパンクするので部分的に細かく考えて、ここで重要なのが段取りも一緒に考えながら進めることなんです。

船の話しばかり書くと面白くない人が多いと思いますので話を変えますと、
この前書いた事がある私の健康状態ですが、あれ以来病院から何の連絡も無くどうしたのか?と気にはして居るのですが、特別私自身何の病状も感じないので(痛くも無く痒くも無く)放っておいていると言う状況なのです。

そのうち手遅れとなってあの世に行くことになるかも知れませんが、生まれてきた以上一度は行くところと覚悟しております。
この国は医療が無料のためありがたいのですが、待ち時間が長く、そのまま死んでしまう人が多くおり、まあ~運が無かったと諦めるしかないでしょう。私の病気は最悪な場合突然歩けなくなったり、心臓発作になり、そのまま逝ってしまうと言われていますが、寝たっきりで苦しんで死ぬよりこれは楽な死に方であると思っています。

今、ニュージーランドではラグビーで有名なプレーヤーが同じ様なキドニーの病気に掛かり、キドニー移植をして又ラクビーをやっている 「ジョナ ラム」がいますが、キドニー移植さえ出来れば、こんなに元気に戻れると言った励ましになる見本がいて心強く思っており、私もチャンスがあればキドニー移植をしたいと考えております。

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