Friday, June 29, 2007

 

リタイヤ後のヨットライフ

リタイヤ後のヨットライフ

老後の有り余る時間を利用して、金も無いのに世界を見て周ろうと考え出した末に、身の程知らずにもヨットなど造ってこれで行こうではないかと実行し始めてから、もう一年近く経ってしまった。

このヨットがどのぐらい出来たか?と言うと、カタマランのハル(船体)が二つほぼ出来上がった。その船体を組み合わせてハルとハルの間にサルーンを造るためのパーツがガレージに出来上がり、
15メーターのマスト二本分もほぼ出来上がり、後で組合わせるだけの状態で部屋に置いてある。と言ったところです。

あと一年ぐらいで、ヨットを造っていると素人目でも解るところまでに成りたいと思っています。
何分工場が無いため, 冬の雨や春の突風時期には何も出来ないといったところが現実ですが、何とか無い知恵を絞って造ってみようと考えているのです。

不可能と考えた時、現実に不可能になってしまうので、難しくても何とかできる道はないものか?と、何時も考えて、人生の残り少ない時間内にやりたい事をやってやろうと考えているのです。

ヨットを造り始めてしばらく経った頃に病院から呼び出されて、「貴方は腎臓が悪くなり75%は使い物にならない」と宣告され少しショックを受けたのですが、その時医者から勧められ、それまで飲んでいた薬を直ぐに止め、三ヶ月に一度の血液検査をして居るのですが、その後病院からは何の連絡も無く、私自身は今までどおり健康で、なんら変らないという体調です。

腎臓が悪いと宣告されたときにはヨットを造って世界を見て周るという計画がもう潰れたか?と思ったのですが、今現在は体調も良く食事療法をするだけで毎日ヨット造りに励んでいます。私としては医者の誤診を祈るばかりです。

リタイヤ後に時間を潰すために、少し働いて小遣いを稼ぐ生活も良いとは思いますが、折角自由な時間が取れる人生の大事な時に、目的も無く過すのは、私としては「このままでは死に切れない」と言った考えが頭に浮かんできます。
何時も生まれてきて何かをやりたい、何かやれないものか?と考えて今まで生きてきたのに、自由な時間が手に入った今、その時間を持て余すようなもったいない事はしたくはないと考えるのです。

そこで老後の時間をノンビリと世界を見て周る事はできないものか?と考え、好きな釣りを行く先々でやり、ユニークな人達と巡り合い、こんな人達と話をしたいと思うのです。
若い頃と違い余り烈しい旅はもう出来ないと思うので、質素でも良いから清潔な環境で過したい。開発途上国に行くと物価は安いのだが不清潔な環境に自分を置かなければいけないので、せめて清潔な我が家を引きずって行きそこで寝泊りをする。
その上、老後はリッチな食事は体に良くないのでシンプルな食事を心がけたい、だから外食は出来るだけ避けたい。
自分のキッチンが有る生活がしたい。今の時代は、リッチフードを求め食べる時代ではなく、いかに質素な食事をして過す時代ではないかと思う。特に私のように腎臓が悪いと言われているものには食事療法が必要である。

こんなことを考えるとヨットの生活が一番良いのではないか?と考える。しかも老後であり時間的制約は無く長期の旅行になるため、
金銭的にも清潔な環境のホテルを泊まり歩くことが出来ないし、またホテルのあるところは観光客が一杯いる作られた日頃となんら変らないところが多く、私にとって少しも魅力の無い場所である。

こんなところは早めに通り過ぎて一般の観光客が行けない所に行きたい。
そんな所では、今まで知らなかった事やユニークな考えを持つ人達とめぐり合うことが出来る。これが旅の面白さであり旅をする目的であると思う。
しかし今の観光は迎える側でお膳立てされた場所が多く、私にとってはなんら魅力を感じないところが多い。

こんな事を書くと、誰でもがヨットで旅をする事は出来ないではないか?と、叱られるかもしれないが、そんな事はないと私は思うのです。
確かに何を始めるにもリスクと努力は必要とは思いますが、ヨットが買えない場合は自分で造れば良いではありませんか?私達のように。
世の中に不可能はないのです。ヨットを造れないそれでもそんな老後の生活をしたいという方は, 我々とシェアして一緒にやることも可能です。

問題は本当にやってみたいと考えリスクと努力をしてまでやりたいか?。それとも庭の掃除をしながら少し小遣い稼ぎをしに働きに行く方を選ぶか?あなた自身が決めることです。
私は前者の行き方をしたいと願っています。

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