Thursday, August 16, 2007

 

ニュージーランドのマネーマーケット

ニュージーランドのマネーマーケット

ニュージーランドは今日も雨だった。カタマラン造りは今日も休みです。自然には勝てませんのでノンビリと構えて何か面白い事を探して暮らしています。

今、面白いのはマネーマーケットです。一ヶ月前にも少し書いておきましたが日本のパパママの虎の子がニュージーランドの高金利を求め流れ込んでいるのは有名な話です。
働いて、働いて、お金を使わない日本人は金が余っており、この余っているお金を少しでも増やしたいと言った考えからニュージーランドの高金利(8,25%)を求め流れ込んでいるのです。

問題は、日本人が良い成績を取ったり良い点を取ったりすることがいいことだと教えられて育っている点にあるのではないか?と(成績の悪かった私はゆがんだ考え方を持つのです)。
銀行を信じ切る為8,25%の高金利を信じている。確かに金利はもらえるのだがマネーマーケットには交換手数料と為替の変動と言うものが付きまとうのです。それに加えてインフレが金の価値をなくしてゆく。

ノンビリと構えていると元金+金利を貰う時には少なくなっていると言うのが現実かもしれない。
一ヶ月前に書いたときには日本円が安く、ニュージーランド$が高いので今日本円に戻すと儲けられると思ったのです。

今はどうでしょう。日本円が上がりニュージーランド$が暴落しています。私の考えではこれからまだ10セントは落ちると思っています。ここでパニック売りが起こるとモット落ちるでしょう。
私自身は嬉しい事なのですが、誰かが損をするでしょう。

我々夫婦の考えは、日本人のパパママの金を狙って相場が動いているのだからキットお盆にかけて動くだろうと予想しておりました。(後では何とでも言えるのですが)この予想が当たったと喜んでいます。
今日本人の投資をしている人達は、涙、涙の損切りをしているところだそうです。

私からすればそんなにお金が余っているならばカタマラン造りの道楽に投資してもらえないかな~と思うのですが、世の中そんなに甘くないのが普通ですね~。

マネーマーケットは「欲と恐れ」を無くせば比較的簡単に儲けることが出来、余り損をすることがないゲームと思うのですが、この「欲と恐れ」をコントロールするのが大変難しいのです。「自分との戦い」。

これも私の考えですが、今回はニュージーランド側が仕掛けたと考えております。10%近くの対外赤字を抱えているニュージーランドではこの対外赤字を少しでも少なくして今にも潰れそうなニュージーランドを立て直そうと考えたのではないか?
そこでニュージーランドは儲かっている儲かっていると情報を流しインフレにして、金利を上げ投資の金が流れ込むように仕掛ける。

ここで儲かっているのは事実ですが、データーに表れる景気の指標は2ヶ月前ぐらいの情報で消費物価指数が上がっていると呼ばれると景気がいいといわれるが、この消費の金が何処から出たと考えると、これは外国から入った投資の金を借り出して使っていて景気がいいだけだ。借りた金はいつか返さなければいけないのが普通です。

ニュージーランド$が上がると差益を求めて急落するためニュージーには投資の金が残り、ニュージー$が下がるため借金の返済が少なくて済む。この様にニュージーの経済を立て直す計画だったのではないか?。
しかし問題は、株がアメリカのサブプライムローンの問題で暴落しておりこの先どうなって行くのか不透明と言うところです。

私は簡単に考えてこの国は静岡県とほぼ同じ人口ですので、幾らデイリー(ミルク産業)が景気がいいといっても静岡県の有名な「お茶」が良く売れていると同じ様に解釈してもらえばよいと思うのです。
お茶が売れに、売れて儲かっても静岡県人総てが豊かになるとは思わないのです。

ニュージーランドは国といってもこの程度の国ですので少しの変動で大きく動くのが普通です。
この国で生活している我々は何とか生き残って行かねば成らないため、この国の動きを敏感に感じ取り上手く立ち回るようにしなければならない立場です。

路頭に迷わずに大きなプラモデルのカタマランを造って行きたいものだと毎日勉強します。

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