Sunday, September 23, 2007

 

ニュージーランドの今日この頃

ニュージーランドの今日この頃

ここ10日ぐらい晴れた暖かい日が続きカタマラン造りが出来ましたが又、雨模様の日になってきました。

我々の野外工場は天気に左右されますので雨の日はお休みとなる日が多いのです。この調子では完成は何時になるのか想像もつきませんが、まあ~趣味のヨット造りですので急ぐ事はないと居直るしかないと言うところです。

ところで前回にも書きましたが、何故か?わがロッジを買いたいから見せてくれと言う人が連絡してくるようになったのです。
本当に買いたいのかどうかは不明ですが、我々としてはもうすでにカタマラン造りを始めている事でもありますし、たとえ本当に売れたと仮定して今後の我々の身の振り方を考えて見ますと、「何処へ行けばいいのか?」と言う不安に駆られます。

さっそくインターネットで行く先を探してみました。造り掛けのカタマランを持って住むところと造る場所があるところで、出来ればカタマランを海に運び出せる可能性がある場所と限定して探してみると、なかなか満足できるところが見付かりません。
海沿いの土地は値上がりが烈しくてとても我々の予算では買えるところは無く、良さそうな土地は総てと言っても良いぐらいディベロッパーが開発しており、宅地として売りに出されています。

こんなところではカタマランなど造れないし、土地も狭い。それではと工場の空き地や貸し工場などを探して見ると値段がますます高いし期間がある。結果的にかなり割高になってしまう。
ニュージーランドはただ今バブルの真っ最中ですのでとても手が出ないのが現状です。
借金だらけの人々が自分の借金を誰かに払ってもらおうと考え、その上利益まで得ようとしている今の状態では土地が値上がりし続けています。

今年のニュージーランド不動産の平均値上がりは13%だそうです。データーと言うのはどこまで信じられるのか分かりませんが発表されています。
こんな状態でもし我々が今の場所を売ったとして引越し出来そうなところは、かなり不便で災害がありそうな誰も買いたくないと言うような土地しかないと探していてそう感じました。

我々の住むタウランガは、ほとんど災害もなく平均気温はニュージーランドでも高く住みよいところですので、ここから引越してどこかいいところはないものか?と探してもあるわけがないと結論になってしまいます。

そこでカタマランが海に浮かべられる状態になるまでこの場所に留まることにして、今、広告を出しているインターネットの売値を上げることにしました。こうすればたぶん「買いたい」などと言う人もいなくなるだろうし、広告もこのまま出しておけるので総てが解決すると思います。

値上げをした金額でも買いたいと言うならば, 我々も売って造り掛けのカタマランをどこかに運び出し完成させる事も出来ると思うのです。
多分あと1~2年すれば海に浮かべることが出来るので、そのときの売れそうな値段で売ろうと計画していますが、世の中戦争のにおいがして先はどうなってゆくのか分からないといったところです。

しかし、ニュージーランドは日本から見れば地の果てですので、世界で戦争が起こったとしても少しだけ響きますがほとんど影響が無く平和に暮らしてゆくことが出来ます。
少しガソリンの値段が上がるし、総ての物価が上がりますが質素に生活をすれば平和を保てる事でしょう。

私の好きな魚釣りがもっと出来るし、漁師達も油代が高く魚の売値が高くなるので売れず、魚を余り獲らなくなり海には魚が増えるでしょう。
こんな素晴らしい国が未だにあります。皆さんニュージーランドに移民して来ませんか?しかしニュージーランドも我々が来た20年前から比べると少しずつ汚れており、実際に生活する土地では(観光地ではなく)住み辛くなっていると言うのが本当のところでしょう。

あと20年もすると北半球の国々と同じ様に荒れるのでしょうか?開発途上国ですので豊かになるなと言うのもおかしな事ですが、豊かになると綺麗な空気や自然、優しい人の心、住み心地のよさ、などを引き換えにしなければ行けないというのが現実でしょう。
この間スイス人から問い合わせのメールが入り、その中にニュージーランドの綺麗な国に住みたいという文がありました。

私は驚きました。昔々少しの間居た事のあるスイスは,何て綺麗な国だろうと言ったイメージが残っていたのですが、思えば確かに綺麗な国ですが何故か公園といったような美しさでした。自然が作り出すような美しさではなく人口的な美しさと言えばいいのか?。
こんなスイスに住む人がニュージーランドの様な美しい国に住みたいと書いてあったことに驚きを感じたのです。

ニュージーランドに移り住むのは今のうちですよ。

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