Saturday, October 20, 2007

 

フード、シェルター、SEX

フード、シェルター、SEX

ニュージーランドはただ今レーバーデーの連休中です。行楽地は賑わっていますが例によって強風が吹き荒れております。
毎回春風と書いているのですが、この「春風」イメージが冬の寒さを終え暖かな気持ちの良い風がほほを撫ぜるようなイメージがしますが、ニュージーランドの春風はチョッと違います。突風です。その辺にあるものを総て吹き飛ばすような強風が吹くのです。

今の時期、雨の日か又は晴れると突風が吹き荒れているのです。この突風の中で工場も無いのにカタマランを造ろうというのですから大変です。
どうして造れば良いのか悩む日々ですが、突然風が止むと世の中が変ったように平和になるのが不思議です。突風で総てが吹き飛ばされすっきりとしたとでも言うのか?幸せを感じるのです。しかしこれもほんの少しの間だけで、風が止むと雨降りとなり思うように仕事がはかどらずに居ます。
先日は丘の上で作った2本のマストを雨の中ロープを使って雨と合羽のせいで滑りながらも2人で下まで降ろすことに成功したのです。

こんな日々が続く中、皆様からブログにコメントを頂き、まるで強風に悩み頭のどこかに丸く毛が抜け落ちたところを鏡で眺めるような気持ちです。「励み」に成ります。大変有難うございます。これからももっと何でも良いのでコメントを下さい。
コメントの中にカタマラン造りを挫折したとか有りましたが、挫折する方がキット正しいのではないか?と思うのです。カタマラン造りを始めて分かる事ですが実際大変です。
挫折した方はキット真面目な方だと思うのです。カタマランを完成することを考えすぎるのでプレッシャーが多く造れなくなってしまうのではないか?と思います。

私の場合、毎朝天候に合わせて「今日は何が出来るだろう」とベットの中で考えるのです。実際に仕事が多くて簡単には完成するものでは有りませんので、毎日少しずつ何かを造りだし「今日はこれが出来た」と満足感に浸っていると言った所ですが、あくまで天候次第ですので悩んではいますが未だ「十円ぱげ」は出来ていません。

カタマランを造ってゆく上で皆様からのコメントやアイデアは大変心の支えと成りますのでこれからも書いてもらいたいと我々夫婦は願っています。
物事何をやるにも気力と言うのが大事だと思います「豚もおだてると木に登る」様に、私もおだてられてカタマランを造って行く気力としようと思っています。
誰でも年とともに少しずつ気力が萎えて来て、「これでいいや~」と成ってゆく恐れがありますので、皆さんの励みが毎日のカタマラン造りの燃料となると思っているのです。

それとカタマランを造って行く上で仲間作りも私が考えている課題の一つです。ヨット乗りは変った人が多いと言われるのですが、確かにエンジンで走れば簡単に行けるのに風を利用して苦労をする、おまけに高い金を払っている。これでは変人と言われても仕方がないのですが、生物が生きてゆくうえで必要となるフード、シェルター、SEXが最低限満たされゆとりが出来た時、多くの仲間が集まれば、何かが始まるし、何かが出来るのではないか?と思うのです。

釣りの好きな私は魚を釣るときにはこのフード、シェルター、SEXを考えて、魚が何処で、どんなエサを求め、今は産卵時期かどうか?などを考えて釣り場を探し釣りをする。
したがって我々人間は、フード、シェルター、SEXだけで生きているのでは高等動物とは呼んでもらえないのではないのか?と自分に問いかけるのです。
そこでただ今カタマランなどを造っていますが、この機会を利用しながら人と人の繋がりを増やしてゆくことが出来ないか?と考えているのです。

確かに各自が各自の生活があり、私自身も人様とのスムーズな付き合い方は不得意ですが、そこを調整しながら余ったお互いの時間内でお友達ができないものか?と考えるのです。
年をとってくるとやりたいことが多くあるのに実際には行動力がなくなり出来なくなってきますし、経済的にも制約があります。そこで仲間が多く集まると一人ではできないことでもキット可能にすることが出来るのではないか?と思うのです。

こんな事を言うと又女房に叱られるのですが、私は黙っていればいいのに口裏を合わせることが苦手な性格なので、つい本当の事を言ってしまうため日本風な付き合いが苦手になっているのです。
そのため今は日本から追い出されて地球の反対側ニュージーランドの片隅でほそぼそと暮らしています。

しかし、グローバルな時代となり世の中は変ってきました。こうしてコンピューターで瞬時に見知らぬ人と話ができ、世界中の人と知り合いに成れる時代になったのです。
これを利用して何とか仲間作りができないものか?と考えるのです。
確かに人付き合いは難しく、時にはわずらわしいものですが、それを乗り越えてお互いにより多くの喜びや可能性を持てるのではないか?と思うのです。

そこで何かを始めるという意味で「ニュージーランドより小さな贈り物」と言うのを始めてみました。
Yahoo Blogs の検索より「ニュージーランドより小さな贈物」を検索してください。又はhttp://blogs.yahoo.co.jp/yoshi46catamaran/5213974html/ 良かったら見てください。

我々もニュージーランドから何か変った物を日本の仲間に送ろうではないか?と考えたのです。「どんなものがいいのか?」「羊の糞」などいいのではないか?
綺麗な贈物のように包装して仲間に送る。日本の人がこれを手に取りこれはいったいなんだ?と考える。ニュージーランドから送ってくるのだからキット大変珍しいものだ。
食い物かな~ チョッと舐めてみよう。キット黒真珠かも知れないぞ。これは鼻くそを丸めたものではないか?、こんなに鼻くそが多く取れるわけがないと真剣に考える。ナドナド~と考えて頭を悩ます。

そのうちこれは「羊の糞」ではないか?と感づく、「チキショウこんな物を贈ってキヤガッテ」「クソ~」と腹を立てる人も居るが、これは面白いと喜ぶ人もいる。
こんなゆとりの遊びに使う時間がお互いにできないものかナ~と考えるのです。

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