Saturday, November 10, 2007

 

子どもの性格

子どもの性格

先週は好天に恵まれカタマランの船内をグラスで張る仕事が大分進んで喜んでいた折り、ただ今売りに出している我々が長年生活を共にしたヨットを買いたいと言う人が現れ、ヨットの説明のために何日か潰さなければいけなくなり、せっかくの良い天気なのにカタマラン造りが出来なかった。

しかし、未だ今日も良い天気ですのでやり残した仕事をやってしまおうと思っています。今の我々は天気次第のスケジュールですので良い天気の日が潰れるのは残念です。
しかし手持ちのヨットも売らなければいけないのも新しいカタマラン造りの一つの仕事と言えるでしょう。
未だ売れるかどうか?というのは決まってはいませんがこればかりは相手次第といったところです。

ヨットのサーベイ(検査)も無事終わりヨットに大きな異状も無くそれなりの年数がたった船にしてはコンディションが良いと言われました。
メカニックも来てエンジンも調べましたが好調と太鼓判を押されました。しかし、エンジンテストとはいえマキシマムまで回転を上げ調べるのは大変不安に成るものです。
エンジン回転をマキシマムまで上げる事など過去には無い為、エンジンが壊れないように祈ったものですが以外に問題なくエンジンが回るのが解り安心しました。
エンジンの調子は良いとこれも太鼓判を押され問題は無くホットしたのです。

後は買い手が買うかどうかを決めるのですがその前にデポジットを納めてその後試乗の段階に入るのです。何故デポジットを納めるか?といいますと、この国では買いたいという人が大変多いのですが、実際に買う段階になった時お金が無いという人が多いのです。
現金を持たないこの国の人は銀行から借金をして買うのが一般的です。

ですから絶対買いたいからといっても買うということを信じないことです。契約社会がサイン、サイン、と売買の進展に応じるサインをしてゆくのも決して言葉だけ信じて売買をするのではなく途中で買わないということに成れば、デポジットから経費を引かれるシステムと成っており、お互いに被害が無く話し合いが順調に進むようなシステムとなっているのです。

買う方はといいますと決して騙される事の無いようにヨットを徹底的に調べ、納得したら買う決定をするのですが、調べ回るのは良いがこちらの人は我々か弱い日本人と違い力が強く、我々の何倍もの力であちらこちらを調べるので排水のパイプを壊してしまい、船内に海水が入ってきて大騒ぎとなったのです。
女房は私を大声で呼ぶし、私もいったいどうなったのか解らないまま船内に走りより明るいところから急に暗い場所に行き目が成れないのに、海水が船内に入ってきたと告げられ何時いったいどうすれば良いのかとパニック状態。

過去にヨットの船内に海水など入ってきたことが無いのに、海水が噴出してヨットがこのまま沈んでしまうのではと思ったものです。バイヤーの彼は自分で壊したので必死で海水が浸入するのを手で押さえており狭いトイレの排水溝のため事情が良くつかめずどうすれば良いのか?と途方にくれましたが、女房が海水が侵入するパイプを詮止めしたため海水は一旦止まったのでホット一息つき、サ~これからどうして直すのかと三人で考え悩んでいると周りの人も代わる代わるやって来て色々と案を出してくれ船内は混雑していました。

とにかくスッタモンダした挙句に何とか新しいパイプを買ってきて海水が溢れる中を取り替える事が出来ホットひと安心したのです。

翌日は試験セーリングの日となり好天に恵まれセーリングをしてきたのですが、バイヤーの家族とそこに下宿する東洋人の子ども二人と我々も含め合計8人でセーリングに行くことになったのです。
子どもに慣れない私は、東洋人の子どもが船内を走り回るのに閉口しておりバイヤーの奥さんも子どもを叱ってばかりおり大変なセーリングとなったのです。

このバイヤーはニュージーランド人の旦那でトンガ人の奥さんと2人の子どもの家族ですが、この子供達は大変おとなしく東洋人の子どもと違いやせており東洋人の子どもはポッチャリと太り、寝ているとき以外は走り回りヨットをいじくりまわりそこら中を上ったり下りたりと大変閉口したのです。日本風に言うと「大変元気な健康そうな子ども」 とでも言うのか?子どもを大事にするのは良いことと思うのですが何でも与え、自由に育てるのも考えものと思うのです。

私が感じたのは親の生活態度が子どもに反映すると思うのです。最近良く問題となっている事の一つですが、親が自分の生活に忙しく子どもに「物」を与えることが良いことのように育てるため、子供が健康的な食事をせずにプロセスフードを沢山食べ、プロセスフードに含まれるケミカルが子どもの行動に作用すると
調べで言われている事をこの子供達を見ていて思いついたのです。

トンガ人の奥さんと食べ物の話しをした時、子供達にはトンガフードを中心とした食べ物を作り食べさせているし、トンガの昔ながらの食べ物を食べていると決して太らないと言う。彼女はトンガ人が太っているのは西洋風のジャンクフードを食べるからだと言う。
これは私も賛成する話であり、彼女はトンガ人としても痩せている方だ。

一家の食事は母親が好きな食べ物と言う方向に傾くのが一般的であり、母親が忙しく一家の食事の手を抜き、ジャンクフードやプロセスフードを多く食べていると長い間に体にたまりおかしな行動をするような子どもが育ってゆくものだと思う。

この子達のように対照的な行動を見ていると、この違いこそが親の育て方の違いがまざまざと現れているように思われる。2組の子供達を見て、子どもを持たない事にした私は「もし」自分が子どもを生んでいたとしたらどんな子どもに育てられた事だろうと考えさせられたのです。
子どもを育てると言う事は大変ですね~。生むのは簡単みたいですけれどね~。

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