Thursday, February 14, 2008

 

ヨット造りと気候

ヨット造りと気候

昨日、ニュージーランド人が操船するカタマランがオーストラリア沖で浸水のため沈んだと言う珍しいニュースがありました。
私はカタマランは沈まないと書きましたが沈む事もあると言い直さなければいけなくなりました。

しかし不思議です。原因を想像しますとカタマランのマテリアルは何だったのだろうと考えます。例えば、海水より比重が重い材料を使った場合船内に海水が入ると沈むことになります。例えば、キールの無いカタマランは鉄で作った場合一定量の海水が船内に浸入した場合沈没するでしょう。
フェーローセメントやアルミニュームでも沈むと思います。

ニュースでは「海水が入って沈んだ」と報道されただけで詳しいことが分かりません。もしかしたら船内に黄金を山ほど積み込みオーストラリアからニュージーランドに隠して持ち込もうとしたのかもしれません。
「海」の世界では摩訶不思議なことが多くあります。

麻薬を運んでくるヨットがあります。以前セーリングに行きサウスアメリカ船籍のヨットの後ろにアンカーを下ろし停泊した事があります。
サウスアメリカ船籍のヨットは珍しいのでジロジロと眺めていましたが船内に誰もいる気配がありません。
キッカケがあれば話しでもしたかったのですがチャンスがありませんでした。

後日テレビで麻薬を運んだヨットがあり拿捕されたと言うニュースがありました。そのヨットが例のサウスアメリカのヨットだったのです。乗組員はニュージーランドに着き次第飛行機で出国したそうです。
ヤバイ事に巻き込まれずに済んでよかったとホットしました。

ニュージーランドの南島でも新年のドンちゃん騒ぎで若い子が二人消えてしまった事件がありました。
この事件でアンカー中のケッチがこの若いカップルを誘拐して殺し海に投げ込んだとして、ニュージーランド中に捜索願が出た事があります。
結果的にこのケッチは見付からず行方不明のカップルも見付からないままです。

しばらくして、捜索願のヨットと違う小さなスループが捕まりオーナーが殺人罪で逮捕され今も刑務所にいます。
全然違うヨットを捕まえたポリスは未だにこれについて何も発言しません。

周りの証言する人達やヨットの捜索願いの絵も全然違うし、死体も未だに見付からないのにヨットのオーナーは刑務所行きです。
この原因は被害者の一人が市長の娘であり、捜査費用が2億ぐらい掛かった為、誰かを捕まえなければならなかったのではないか?と思います。
いかに権力と言うものが恐ろしいかと言う事が分かります。

ここで私のカタマランの話しに戻りますが、
ただ今、フロントウインドやサイドウインドの窓枠辺りを作っておりますが、初期のデザインでは窓枠を大きく取り明るくする予定でパーツも作ってありましたが、「これでは暑いのでは」と言う疑問を持ちましたので考え直してみました。

最近のパワーボートやカタマランではフロントウインドが埋められているデザインが多くなりました。マリーナに止めてある船を見て回るとフロントウインドにシートを掛け日除けをしている船を多く見掛けます。
オーストラリアのヨットは日除けを多くすることを考えて造られ、ニュージーランドのヨットは太陽が沢山当たるスペースを多く取ると言われています。

これはその土地の気候に左右されていると言えるでしょう。
私の場合を考えて見ますと、太陽がさんさんと輝く下で日光浴と言う歳でも無く、この頃は日向にいるだけで体力を消耗するのであまり暑いのは好みません。そこで風通しを良くして涼しくする方向に考えてデザインし直しました。

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