Friday, April 04, 2008

 

綺麗な朝焼け



綺麗な朝焼け

ニュージーランドは明日からウインタータイムが始まる。

少しずつ日が短くなってきたのだ。我々のヨット造りも働く時間が短くなり、気温も低くなり始めてきたのでレジンを使う仕事に気を遣う。
雨も多くなってきた。私の腎臓も少し悪くなってきているようだ。

体調は相変らず何の自覚症状も感じないのだが、血液検査の結果クリアチニンが多いらしい。新しいドックが言うには血圧降下剤を飲まなくてはいけないと又薬を飲む事になった。
しかし悪い事ばかりではなく、このドックが言うには、『酒は、飲んでもよい』と言うのだ。これ幸いに自家製のワインなど飲みだすと薬を飲んでも血圧が下がらない。
腎臓の病状を計算すると10年の予定が後3年で腎臓移植か?人工透析をしなくてはならないと出る。「勝負」、
しかし先の事はわからないのが人生である。おまけに経済も悪くなってきた。こんな時でもカタマランを造っていられる私は幸せと言うものであろう。

こんな事でカタマラン造りもスローダウンしながらもゆっくり進んでいる。今やっと屋根が出来上がったところですが未だ完全な状態ではないのです。
屋根が出来たら自家製ワインで完成祝いをやろうと言っていたのだが、野外工場の為と雨がぱらつく日が多く自家製のワインの方が底をつきそうになってきたのでとにかく早めの完成祝いをすることにしたのです。

自家製のカタマランに自家製のワイン。最高です。
本物のワインを飲むと買ってきたワインがまずくて飲めない。自家製ワインを造る前に買ってきた市販のワインは未だキッチンの奥に飲む人も無くほこりをかぶっている。
一番絞りのワインを飲み干した今、二番絞りのワインを造っています。ワインの絞りかすに茶砂糖を(白砂糖は健康に悪い)お湯に溶かし水で薄め発酵さすだけ。

これでも結構飲める。味は少し市販のワインの様な味で香りが少し弱くなる。いつも買う市販の安モンのワインよりはまだうまい。多分三番絞りぐらいになると市販の安モンの味になるのだろう。
たまには医者もいい事を言うものだ。おかげで毎日酒が飲める。「毒を喰らわば皿まで」と思い、ありがたく酒を飲む。

ところで、カタマラン造りの方は今度はデッキを作り出しているのです。この秋の間に何とか冬の雨を止めることが出来るようにデッキを完成したいと思っている。
デッキが出来るとベットルームを造り、エンジンルームを造り、ラダーを造ってゆく。順番に後部の方を造ってゆくのだ。

合間を見てフェアーリングをしなければいけない。これは造船したヨットのお化粧のようなものです。
出来上がった場所にフィラーを塗りつけ平らにして磨き上げる。今のところカタマランは「あばたもエクボ」と言ったところですが、このフェアーリングが終わると「~~~~~」となり、その後ペイントをすると美人に見える?のです。要するに一般の人がヨットを見るとき、性能の事よりどのぐらい綺麗な線が出てどのぐらいピカピカしているか、
これが素晴らしいヨットだと思い込んでしまうのでこの大変なフェアーリングをするのです。

ヨットの性能とは関係ありません。あえて言うならば重たくなり労働時間が増えるだけです。我々はこの仕事をこの冬の間中やろうと思っています。
これが終わると次の夏にはペイント作業を計画しています。
うまく計画通り行けばいいのだが、問題は私の体がどうなるか?と、巷の経済はどうか?、天候はどうか?など色々な条件が絡んできます。

子どもがプラモデルを作って喜んでいるようなものですが、私のプラモデルはデザインから、型まで自分で造りプラモデル作りを楽しんでいるのです。

Comments: Post a Comment



<< Home

This page is powered by Blogger. Isn't yours?