Saturday, November 21, 2009

 

カタマランとペット





ニュージーランドは突然夏がやってくる。カタマラン造りに気温が足りない、雨が多いと思っていたらッ, 突然夏のような気温になってくる。日向で働いていると暑くてたまらない。
しかし気温としてはまだ20度チョット、しかし体感温度はとても暑く感じる。

そこでカタマランをこの太陽から守るためにとりあえず全体をペイントで覆い劣化を防ぐ、晴れた日を見つけてはプライマー、アンダーコート、とカタマランを覆ってゆく。
おかげでカタマランは真っ白になった。これで夏の強い日差しから守ることが出来るだろう。それと完成したカタマランの姿が想像出来るようになった。

これで焦ることなくのんびりと細かい仕事が出来るだろう。ここまで出来ると『完成は何時の予定ですか?』最近良く聞かれるようになってきたのですが、「腎臓移植が終わり体調が回復したら」と答えることにしています。
それまで今のペ-スでのんびりコツコツと造り続けるつもりです。「いつかキット完成してセーリングが出来る時が来るだろうと夢を見続けています」そこまで行き着くと今度は新たな問題が起きてくると想像します。

それはカタマランを手に入れてしまうと今度は何を目的に生きてゆくのだろうと?。これは今のところ横に置いておいて今日は我が家のペットのことを書こうと思います。

我が家には猫が居ります。名前は「イチゴ」カタマラン造りに時間をとられており猫をかまう時間がないので、時々造りかけのカタマランに連れて行くのですが、最初は船の新しい臭いが気に入らず怖がって逃げ回り出口を捜し求め逃げて行ったのですが、何回も連れてゆくとだんだんとカタマランにも慣れてきてしばらくデッキの上にチョコンと座って周りをボーット眺めているようになってきた。

ある日いつものようにイチゴをカタマランに連れて行くとカタマランの下に大きなウサギがいてイチゴに驚き逃げていったのです。それ以来イチゴはカタマランに来ると必ずウサギが居たところを物色するようになったのです。
イチゴの好物はウサギの子供なんです。毎年必ずどこからとなくウサギの子供を捕まえてきて食べます。ウサギだけではなくイチゴの食生活は毎日ペットフードをやるのですが、余程腹が減っていないと請求する割には少ししか食べず何か獲物をとって食べている。

我が家の庭にはいろいろな獲物がいます。好物のウサギ、キジの親子、イチゴがキジの雛を捕って来るとキジの夫婦がすぐそばまで寄ってきて、子供を返せとけたたましく鳴き威嚇するが、イチゴは雛を銜えたり離したりしてあそんでいる。そしてそのまま食べるのかと思うとわざと逃げられた振りして雛を逃がすのです。後で太らせてから食べるためなのか?。以前2度ほど雌の親鳥を捕まえガレージの前に置いてあったのを我々はありがたくイチゴからのおごりとしてローストにして食べたこともある。鶉のファミリー、いろいろな種類の小鳥たち、プケコと呼ばれるブルーの鶏みたいな鳥、この鳥は結構愛嬌がありカタマラン造りに必要なためバケツに水を入れておいて置くとそのバケツにさかさまになって水を飲み水浴びをしている。もちろんネズミもいます。大きなネズミは嬲り殺してその辺に放って置き小さなネズミはたまに食べるようです。

ウサギの次にイチゴの好物は、目白(こちらではシルバーアイ)この可愛い鳥がうまいと見え好きなんです。集団で飛んできては周りの小枝に止まり小さな虫を食べている。時々この鳥が窓ガラスにぶつかるのです。曇りの日に多く「ドーン」と大きな音がしてデッキに転げ落ちて気絶する。そこでその辺に寝転がっていたイチゴが飛び起きて気絶しているメジロを捕まえて食べてしまう。多いときには2~3匹ぐらい捕まえては食べてしまう。メジロばかりではなくカワセミも時々ガラスにぶつかるがカワセミは大きい鳥なのでしばらくのた打ち回って居てまた飛んでゆく、余程打ち所が悪いとそのまま死んでしまう。

夏になると蝉も好きです。自分でもとりますが木に止まっている蝉を取ってイチゴにやるとカリカリコリコリとうまそうに食べてしまう。以前飼っていた犬も蝉を取っては食べていましたが、余程うまいのか?猫も食べる、何匹でも食べる。
夜になると家の明かりに群がるセッジ(水生昆虫の蛾のようなもの)も喜んで食べる。屋内でテレビを見ていると突然「ド~ン」と音がする、と、ガラスに群がるセッジをイチゴが飛びついて捕り食べている。

以前2ヶ月イチゴを家に置いて南島に鮭釣りに行ったことがあります。この時もしイチゴが腹が減ったらと乾燥フードを洗面器一杯置いておいたのですが、2ヶ月後そのままペットフードはありイチゴは以前よりポッチャリと太って、お土産の魚をねだっていました。
釣りが好きな飼い主ですので魚には目のないイチゴです。鱒など釣って来ますともらうまで横でギャーギャーとなきクレクレとせがむのです。

こんな我が家のイチゴが自分のペットフードをデッキの真ん中に生やしたマグノリヤの木に巣を作ったブラックバードに自分の食いさしを食べさせているのです。子育てに必要な栄養をとるために猫のペットフードを食べにくるのです。
猫のイチゴも横で寝転んでそれを眺めています。ペットフードがなくなるとイチゴは私に腹が減ったと「ゴハン」「ゴハン」とねだるのです。仕方なしにペットフードをやると外で食べると動作で示し外に出すと少し食べてまた自分のペットに食べさす。

コノ調子だから野生の鳥が見る見るうちに太りだしてきて、猫にえさをやっているのか鳥にえさをやるのか?わからなくなってきて餌をくれるのを鳥まで待っているようになって来た。

私のペットは猫のイチゴですが、女房のペットは最近買った金魚、猫のイチゴのペットはマグノリヤに巣を作るブラックバードです。

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